月曜日

菅総理、アフガニスタンのカルザイ大統領と電話会談
(2010年09月09日 IB TIMES)

 外務省によると菅直人総理大臣は8日午後、
カルザイ・アフガニスタン・イスラム共和国大統領
と電話会談を行ったと報告した。

 冒頭、菅総理大臣から
「先日解放された常岡浩介氏が9月6日に無事帰国し、
家族はじめ国民は非常に喜んでいる」と伝えた。
その上で「カルザイ大統領及びアフガニスタン政府
関係者の同氏解放に向けて行った努力に対して,
感謝の意」を伝えた。

 これに対しカルザイ大統領からは
「同氏の無事帰国と家族との再会を聞いて非常にうれしい、
また、日本からはアフガニスタンに対し日頃多大な
支援をいただいており、同氏の解放については、
政府のみならずアフガニスタン国民全体として
できる限りのことを行った」と発言した。
 
 菅総理大臣はカルザイ大統領に対し、
アフガニスタンにおける治安の改善の重要性について
言及した上で,既に実施しているアフガニスタンの
警察官に対する給与支援に加えて、
警察官の訓練支援の可能性を探究していること、
再統合基金に対し5,000万米ドルの拠出を決定し、
内閣官房にアフガニスタン支援室を設置、
今後の我が国支援のあり方について検討を
行っていることを伝えた。

 これに対しカルザイ大統領は
「菅総理がアフガニスタンの安定に支援に
大きな関心を持たれ、感謝している」と述べた。